転職で最も難しい部分は何なのか?

   2015/07/03

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転職希望者が抱える最も多い悩みの1つ・・・

最近相談いただいた方で、ブログへの掲載OKの返事を頂いたので、記事を書きたいと思います。現在29歳の方です。

実は、この方の抱いていた悩みは結構、多くの方から相談いただき、これまでも記事の中で多く触れてきたことです。

それが、

転職したいけど自分の本当の気持ちが分からない!

というものです。

ですが、実際にどのような思考プロセスでその悩みを解決していけばいいのか?

具体的な例を挙げることで解決の糸口が見つかると思いますので、参考にしてみて下さい。

今の仕事は本当に自分に合っているのか?

今回相談いただいた方の特定が可能な部分は伏せ、早速内容を紹介させていただきます。

 初めまして。
現在、転職を考えていていろいろ調べていたら転職マニア様のサイトを見つけましたので少しアドバイスをいただけたらと思い、ご連絡させていただきました。

現在、某製造業で生産技術職をしています西崎(仮名)と申します。

今年で入社3年目でありますが、主に以下の理由で現在の企業から離れたいと思います。

①転勤頻度が多い
入社1年目に半年の長期出張、その後1か月研修を受けてさらに別のところに5か月の長期出張をして、2年目からは地方の関係会社の工場に出向となりました。

私の職種柄、工場のあるところに仕事が集中するため、ある程度覚悟はしていましたが、出向の頻度が3~5年ごとにあり、本社に入ったにもかかわらず、本社には今後戻る可能性が薄いです。(長期出張もあり何人かの先輩社員に会いましたが、みなさん転勤族です。)

また、2年目の出向に伴い、当時付き合っていた彼女と結婚しましたが、それもきっかけとしてあり、今後も転勤族としていつ、どこに飛ばされるかを考えながら過ごすのはお互いにストレスを感じています。

今後の家族としてのライフプランを考えると、やはり転勤の少ないところに転職したいと思います。

②もともと現在の職種が合っていないのではないか?
私は大学院時代の研究で現在の職種に関する分野を勉強していました。

しかし、実際に仕事として取り組んでみると、私がやっていたこととは少し分野が異なり心の中でギャップを感じています。今思うと、研究で勉強していたことを応用してやっていたシステム開発のほうが好きだったからその学問をやって行けたのかと感じています。

ちなみにですが、就活時代はその学問とIT関係の両輪でやっていましたが、現職のところが一番に内定をいただけたので舞い上がってそのまま進んでしまいました。(親にも「絶対に現職がいいよ!大企業だし!」と説得させられ、自分もできるだけ大企業に入り、箔をつけたかったので…そこだけは少し安易だったと思います。)

以上のことから、現職を離れたいのはほぼ決定的なのですが、どのような道を選べばいいのか悩んでいます。

もし、よろしければご連絡いただけると幸いです。

よろしくお願いします。

とのことでした。

まず、気づいて頂きたいのが、西崎さんは、転勤が一番のネックのように見えて、実は本当にこの仕事を続けていてよいのか?という部分に引っかかりを感じているところです。

これは、わざわざ身の上の気持ちなどを話されていることから、現在の仕事への疑問を非常に感じていることが伺えます。

これは、本当に多いですよ!

今の自分は本当にやりたい仕事なのか?今後もこの仕事を続けていくべきなのか?

疑問に感じている時はしっかりと自分と向き合わなければなりません。

上記のような内容を頂くとき、まず私は以下のような内容のことを相談者の方に話します。

西崎様の場合、転職したいという気持ちは固まっていらっしゃるということですが、まだまだ転職先の具体的なイメージ固まっていないようなので下記のような項目をお勧めします。

①、自分が好きな仕事とはどういった部分か?をはっきりさせる(抽象的な中身では無く、具体的に絞ります。例えば、システム開発に少なからず愛着があるのなら、それはシステム開発の具体的にどういう部分なのか?)

②、自分が転職したい条件を書き出す。(先ほどの転勤が無いような仕事や、給料面、そのほかの条件を事細かく自分で決めていきます。)

③、総合した自分の気持ちをまとめてみる(完全にイメージが沸くまで細かい条件や仕事の様子を創造して、はずせない条件などを見つけましょう。)

④、実際にイメージした内容の仕事があるか?転職サイトで確認する。(私の時は、給料面、待遇面、仕事の内容を全て満たす仕事は実際にあるかどうかをリクナビNEXTなどで調べました。)

⑤、更にイメージを修正して、自分の中の漠然としていたイメージをより具体的に抽出していく。

⑥、実際に転職したい内容が決まってきたら、働きながら転職活動するか、辞めてから転職活動するか決める!

以上のような内容です。

道を決めるには、世間にどのようなものがあるのか?を知らなければなりません。

そして、どんな道があるかを知った上で、初めて選択肢というものが生まれます。

例えば、システム開発をメインとした仕事を見つけ、転勤が無かったとしても、給料面が大きく下がれば意味がなくなってしまいます。

なので、自分の中の明確な譲れない部分を決めて、さらにそれを満たすような会社があるのか?を調べることから始められたらいかがでしょうか?

上記の内容を元に、一度、西崎様のお考えをお聞かせ願えますでしょうか?

といった内容の返信をしました。

転職先は自分の心の中が既に知っている!

まず大切なのは、自分が何をしたいのか?を良く理解することですね。

私もそうでしたが、いくらなんでも全く自分が興味が無いような仕事を選ぶことはほとんどありません!

今の仕事が嫌でも、その仕事のどこかの部分に皆惹かれているのです。

だからこそ、その仕事を選んでいるのです。

でも、職場の人間関係や給与、様々な要因が絡み合うことで、本来のしたかった仕事はなんだったけ?といった迷宮に入ってしまうのはよくあることです。

ここを解決するにはトコトン自分と向き合うしかありません。

様々な角度から自分に対して問いを投げかけてみてください。

 

では、先ほどの私の問いかけに対する西崎さんの回答を見ていきましょう。

依頼されましたいくつかの項目に対して回答させていただきましたので、またご意見ください。
いくつかの点についてまだまとまっていませんのでそこについてもご指摘あればお願いします。

①、自分が好きな仕事とはどういった部分か?をはっきりさせるについて
私が好きな仕事は、「形のない価値を提供すること」が好きだと感じています。学生時代も、塾講師をしていて、教育というサービスを提供することの面白さを感じていました。

また、学生時代に学んだ情報系の知識も、ITという形のないものに価値を創造することの魅力を感じていました。

現在の仕事は製造現場にて改善企画を作成して主に旗振り役をすることです。

そのため、それまでの分析や課題抽出に関しては私が実施しますが、それからの実行段階では、生産技術や開発部門などにお願いすることとなります。

こういった仕事に関してはもちろん重要だと感じています。

頭の段階で課題がずれていたら企画そのものが無駄なので・・・

しかし、今までの私の価値観としてはその実行段階でのやりがいが、私にとって重要であると感じています。

こういったことから、学生時代から学んできたITを使用した課題解決ができる職種に移りたいと考えています。

②、自分が転職したい条件を書き出す。について
条件としては以下の条件です。
・転勤がないこと、または転居を伴わないレベル
・それに伴って××で暮らせることができる勤務地
・給与は現在結婚もしていますので、年収400万弱ほどは・・・

③、総合した自分の気持ちをまとめてみるについて
ここについてよく分からないので深く考えられていません。

4、5に関しても同様に良く分からないので考えられません。

⑥、実際に転職したい内容が決まってきたら、働きながら転職活動するか、辞めてから転職活動するか決める!について

こちらについては先ほども少しお話ししましたが、結婚をしていますので働きながらの活動になります。

3~5につきましては、今後も継続的に整理する時間を作ってまとめます。

おそらく現在の能力ですとなかなか給料UPは考えられないと思います。そのため、給与面については優先度を低くしても何とかしたいと考えています。

蛇足ですが・・・

私は今まで常に勉学において上位のレベルを親から求められて育ってきました。

そのため、就職活動においてもいくつかいいところまで行っていたのですが、常に大企業志向の親の説得で、興味のあったIT中堅企業を蹴って現在の大手製造業に勤めました。

最終的には私が決定したことでしたので、親のせいにするつもりはありません。

しかし、自分の考えで決めきれなかったことによって、安易な決断をしたことによって無駄な時間を過ごしたと感じないためにも、今後は親の意見等はなるべく聞かないようにしていきたいと思います。(ちなみに親は私が転職したいと思っていることは伝えていません。)

また、実は公務員試験も受けようとしています。

これは現在の妻からの勧めで受けることになったのですが、どうしても公務員として働く自分のイメージがつかないので勉強が進みません。

もちろん、転勤に関する問題は明らかに解決できるのですが、転職マニアさんがおっしゃるように自分の働きたいイメージが固まっていないからこういった中途半端なことをしているのだと思います。

今週末に試験があるのですが、個人的にはSPIの練習として受けようと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございます。

どうか、ご指摘・ご意見をいただければと思います。

よろしくお願いします。

さて、ここまで文を読んできた方で察しの良い方なら、気が付いたかもしれません。

実は西崎さんにはある違和感が存在しています。

そこで私は、この違和感がどこにあるのか?を確認するために以下のような返信を送っています。

まず、西崎様のお話を聞いている限りですと、恐らく公務員試験はやめておいた方がいいでしょう。

何の目標も目的も無い状況ですと、今後も悩みは継続されると思います。

>今後は親の意見等はなるべく聞かないようにしていきたいと思います。

この部分は正解ですね・・・。

まず、ほとんどの人が大人になれない理由は、親の思考をそのまま自分の考えだと思ってしまうことになります。

結局社会に出ると、自分が全てなので、自分で物事は全て決めましょう。

一応、私のアドバイスもこれから致しますが、私は結局抽象的なことしかいえませんので、西崎様が最終的にご決断をされるようにお願いいたします。

IT系の課題解決の仕事がしたいとのことですが、ほとんどIT系に関しては課題解決の連続だと思います。

プログラミングにせよ、与えられた設計図を元にいかに回しやすいプログラムを作るか?その部分に注力することになるでしょうし、私の友人のSEにも話を聞くと、いかに問題を解決するか?にほとんど時間をとられる・・・と言っていたのでまず、間違いなく課題解決はできると思います。

しかし、お話を聞く限りだと、形の無いものを創造したいとのことですので、システムコンサルタントあたりが最も適任かな~という気がしますね・・・・。

恐らく、西崎様は何か課題を見つけ、それを自分で解決し、教える仕事がしたいのだと感じます

本当に物を作り上げたいのなら、製造系の今の仕事で研究職などに進めば課題解決&創造的な仕事になると思うのですが、そこを選択肢に入れないところを見ると、自分で物を作り上げる方よりも、課題抽出と課題改善方法を自分で見つけ出し、その方法を他の人に教えるのがベストではないでしょうか?

しかしながら、システムコンサルタントになるとなると、プログラミングは勿論のことシステム全体を把握するほどの知識が必要となりますので、そこまで到達するにはかなりの無理難題があります。

現状、西崎様がやられているお仕事も十分自分の理想に近いとは思いますが、やはり転勤がネックなのでしょうか?

それでしたら、同業種、同職種の仕事で転勤無し!の仕事を見つけるが一番だと思いますね・・・。

回答がずれていた場合はもう一度お気持ちお聞かせ願いますでしょうか?

といった回答です。

先ほど私が言っていた西崎さんの抱える違和感とはお気づきになったでしょうか?

西崎さんは、「形のない価値を提供すること」が好きだ!とおっしゃっていました。

これは、別にIT関係じゃなくても良いことを指しています。物を作り上げるような仕事じゃなくても良いことを指しています。

実際に教育の仕事も楽しかったようですしね。

ITとはつまるところ、プログラミングを駆使して何らかのサービスを提供することです。

つまりそのコードを如何に効率化して組み上げるか?上手くプログラムを回すためにどのような部分が問題があるか?(課題抽出)を見つけて、それを解決するか?(課題解決)が肝です。

勿論、ゼロから作り上げる場合はそのプログラムを組むためのプロセスを創造しなければなりません。

ですから、この部分に西崎様は魅力を感じていたのでしょう。

しかし、ここで大事なのは西崎さんの今やっている仕事も同じように現場の仕事の課題点を抽出し、それを如何にして改善するかを本筋とした仕事だということです。

だから、私は、上記のような”西崎様がやられているお仕事も十分自分の理想に近いとは思います”といった発言をしている訳です。

上記のようなアドバイスをしてから西崎さんからの返事もこのような返信が来ました。

お世話になっております。

この少ないメールのやり取りでここまで腹に落ちるご意見をいただけるとは思いませんでした。

ありがとうございます。

まず公務員についてはおっしゃるとおりだと思いますし、向いていないと思っています。

親には最終的に転職先が決まってから報告だけしようと思います。

そうでないと必ず止めてくることが目に見えていますので・・・

仕事内容のありたい姿としては、まさに転職マニア様がおっしゃるように、「自分で物を作り上げる方よりも、課題抽出と課題改善方法を自分で見つけ出し、その方法を他の人に教えるのがベスト」という言葉が私の中でがっちりと合いました。

今の仕事内容としても、合っていないとは感じていないので問題ないのですが、やはり依然お話しした通り、転勤がネックになっています。

同じ職種の諸先輩の方を見ると、定年間近まで全国(海外含む)の関係会社を転々として、本社として入社したのに本社に戻ることはほとんどないのが見えたことから、転職への考えが出てきました。

もちろん入る前は覚悟していて、いつかは本社に戻ることができると思っていたのですが、どうやら本社との紐はすでにつながっていないようです。

また、入社してからもすでに3回の引っ越しもしています。

このまま定年まで諸先輩の方と同じキャリアを歩んでいきたいと思わなくなったことがきっかけです。

そのため、転職マニアのアドバイスにも書かれていますが、転勤がない、もしくは転居が伴わないようなところを探してみたいと思います。
その場合で考えた際にご質問があります。

3年目が終わるまでは今の仕事を続けるべきか否か?
転職をすることは以前からある程度決意しているのですが、時期についてや能力について考えたときにどこまで今のところでキャリアを積むべきかがわかりません。

その点に関しても考え方として、アドバイスいただけると幸いです。

よろしくお願いします。

自分の本当にやりたいことが見つかった瞬間に道は開ける!

さて、あまりにも記事が長くなりすぎたので、このメールのやりとりは次回の記事でまた書いていきますが、今回重要だった部分に関してもう一度おさらいさせていただきたいと思います。

あなたの転職したい先は漠然としていてはダメ!

今回の記事で大切なことが分かったと思います。

最初、西崎さんはある程度自分の中で明確な何か?が見えないままシステム開発の仕事に進もうとされていました。

勿論、学生の頃の体験を元にやっぱり自分に向いているのはシステム開発かな~と思ってもいいです。

ですが、転職先でも納得されませんし、何より自分がまた悩みます!

より、根拠を持って、より明確に、より自分が腑に落ちるまで、やりたい仕事は何なのか?を見つけないといけません。

 

西崎さんが話してくださった過去、現在でも楽しいと感じる部分、そういった総合的なものを含め、自分はすでに何をやりたいか?を皆持っているのです。

ただ、それが具現化されていないだけ・・・。

よくよく突き詰めれば、直ぐに答えは見えてきます。

 

私は、いつも自分の気持ちを紙に書いてください!と誰しもに話します。

これって、結局、自分の頭の中身を客観的に見ることができるからなんです。

あれ、なんで俺、この部分が好きなんだろう、なんで、昔こんなことが楽しく感じていたんだろう!そんな素朴な疑問が自分の中の本当にやりたいことを明確にしてくれます。

もう一度、この記事も読んでみてください⇒

まずは、自分というものを紙に書き出していく

ここをいい加減な気持ちで転職すると、絶対に失敗します。

どうせ、転職先でも同じような失敗で、すぐに転職したくなります。

だからこそ、自分の本当の気持ちには必ず耳を傾けてください。

 

途中も話しましたが、親とかの意見も必要ないです。

親の意見は高校生までです。

私も失敗しましたが、社会人になってまで親の意見に左右されるようではいつまで経っても大人にはなれないので、成長もしません。

自分で必ず道を決めてください。

 

次回の記事では、今後の活動の方向性を決める話をしていきます。

それでは!

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