決算書を読めるだけで、あなたの転職は格段に成功率を高めることが出来る。

   2015/08/06

決算書を読める

私は、このサイトの中で、転職は即戦力になる人物が成功しやすいということを話してきました。

当然、過去の会社での実績や評価が主な会社側の判断基準になるのはいうまでもありません。

しかし、それ以外にもあなたの実力をアピールできるようになるスキルがあります。

それが、

決算書を読めるようになること!

です。

決算書とは、企業の真の姿を映し出している鏡であり、その真の姿をあなたが理解出来るようになると、ただ闇雲に会社のホームページや求人情報を見ているだけの人と別格の人材になることができます

あなたは、自分が転職しようと思った会社の実態を知っていますか?

会社はいくらでも自分の会社を良いように見せることができますし、広告業界や転職支援会社などから植えつけられたイメージに翻弄されている人は多いはずです。

社会で生き残るためには、物事の本質をつかめるようになってください。

そうしなければ、どこへ行っても生き残って行ける人材にはなることが出来ないのです。

決算書を読めるようになれば、会社の経営の状況や今後の成長率の把握、更には仕事の中でも有利に物事を進めやすくなるでしょう。

そして、何よりも大きなメリットは、自分に合った会社を選びやすくなるということです。

自分に合った会社というのは、当然、企業側もあなたを必要としているから転職を成功する確率が上がります。

先ほども言ったように決算書は会社の真の姿です。

ですから、決算書でその会社がどのような方針で運営しているのか?どんなタイプの会社なのか?どんな人材を必要としているのか?全て分かるのです。

あなたも決算書を読めるようになって、安定的で、成長率も高く、自分に合ったすばらしい会社を見つけてください。

とまぁ、私がまるで思いついた方法のようですが、実は、これは決算書が読めれば内定が取れる!という加藤清紀さんの本を参考にさせて頂いています。

私が、転職活動をしている際に出会った本で非常に参考になりました。

一応、私のサイトで簡潔にまとめた内容にしているのですが、しっかりと勉強されたい方は購入してみて下さい。

それでは、早速決算書とはどのようなものなのか?から見ていきましょう。

そもそも決算書とはどんなもの?

さて、冒頭の文を読んだことであなたも決算書を読めるようになる大事さを分かってくれたと思います。

少し難しいと感じる人もいるかもしれませんが、大丈夫です。

ポイントを抑えて、数式から私がこれから話していく枠組みに当てはめていくだけで簡単に最強の企業研究ができますから・・・・。

まずは、決算書というものが具体的にどんなものかから理解してください。

決算書は、

  1. 定性的情報
  2. 損益計算書
  3. 貸借対照表
  4. キャッシュフロー計算書

の四つの書類で構成されています。

他にもいくつかあるのですが、転職を成功できるようになるには、四つで十分なのでこの四つの書類を見れるようになってください!

定性的情報ってどんなもの?

まずは、最初に読んで頂きたいのが、定性的情報です。

これは、会社の大まかな概要を書いたものです。

あなたが入りたい会社がどのようなことをやっていて、どんな風にお金を使っているか?2~4の数字だけでは読み取れない部分をまとめて、分かり易く説明してくれているものだと言ってもいいかもしれませんね。

最初にこれを読んでおくだけで、あとの三つの書類も読み取りやすくなるので、一番目に読むものです。

例えば、一部例を挙げるならホンダの連結決算報告書などを見てみましょう。ホンダは一気に四つの書類をまとめてみることが出来ます。

決算書の出し方ですが、簡単にネット上のホームページで見ることが出来ます。

ホンダ 決算書 などと検索してみると”Honda|投資家情報・・・”がすぐに出てきました。

本田

Honda|投資家情報/IR資料室/決算報告書/参考資料をクリックしてみます。

決算書

最新資料のPDFを見てみます。

本田決算書

あまりにも長くなってしまうので、全ての画像は用意していませんが、長い連結決算報告書が見ることが出来るようになります。

最初の定性的情報などを見てみると、二輪事業や四輪事業の売り上げの増加、為替換算による売り上げ増加で前年度に比べて○○の増収となったとあり、営業利益は、販促費などで減収になったようです。

その他事業別にそれぞれの売り上げ状況などが、簡潔な言葉で書かれており、海外での経営状況も記されています。

 

こういった現在の企業の近況をしることで、どういった問題点を抱えているか?また、どういった投資活動をしているか?などが簡単に知ることが出来るようになります。

最初は、慣れずに見るのも嫌になるかもしれませんが、二、三回読んでいるとその内、その企業に対しての概要をつかめるようになるので頑張ってください。

損益計算書とは?

損益計算書は簡単に言えば、売り上げがどれだけあって、費用がどれだけ掛かって、どれだけ儲けたか?を書いた書類です。

これは非常に大事ですね。

会社の売り上げをどうやって上げているのか?経費はどれだけかかっているのか?を調べることで会社の利益をどうやって確保しているかが理解できるようになりますから自分だったらどのようにして利益の向上を図るのか?を考えて説明できるようにしておくといいでしょう。

経営の基本は、売上げを伸ばすか、経費を落とすかで決まってきます。

何度も読んで、数字の裏にある、会社のどういった事業からこういった数字が生まれてきているかを押さえていきましょう!

こちらが損益計算書です。

honda5

何やら数字が沢山あって見るべきポイントが分からないと思います。

一応、重要なポイントだけいうと、売上高、売上総利益、営業利益、経常利益、税引前当期純利益、当期純利益です。

売上高

こちらは一年間の売上げ金額の合計です。

売上総利益

売上高から売上げ原価を引いて残った利益です。※売上げ原価は商品の仕入れ代や材料代のことです。

営業利益

営業利益とは売上げ総利益から販売費、一般管理費を引いて残った利益です。※販売費や一般管理費とは家賃、人件費、広告費など売上げ原価以外の費用のことです。

経常利益

経常利益とは営業利益に営業外収益を足して、営業外費用を引いて残った利益のことです。※営業外収益とは預金金利、保有株式の配当金、不動産家賃収入などの本業以外の収益のことです。

税引き前当期純利益

経常利益から特別利益、特別損失を引いて残った利益のことです。※特別利益とは固定資産の売却などで特別に発生した利益のことです。※特別損失とは、固定資産の売却などで出た損益など、特別に発生した損失のことです。

当期純利益

当期純利益とは税引き前当期純利益から税金を引いて残った利益のことです。※税金は法人税などのことです。

恐らく、初めて見る方や数字が苦手な方が見ると、意味が全く分からずに挫折してしまいますので、基本的に青い印をつけた、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益を読むようにすることをオススメします。

これらの数字を見るときに大事なことは以下のことです。

損益計算書はここを見る!

まず気にしていただきたいのが、売上高、営業利益の増加傾向です。

ここを過去三、四年分と比較することで、増加傾向にあれば業績が上向きにある会社だと判断できます。(勿論、過去10年分くらいチェックできると更にいいです。)

要は、事業自体が拡大していっている証明でもありますし、販売費や原価などをおさえることで利益が上がっていっていることでもあります。

また、合わせて自分が志望している同業種の損益決算書と比べることで、どのような立ち位置にある会社なのかも分かるようになります。

いくつか、自分が入りたいと思っている会社を比較してみてくださいね!

残りの経常利益と当期純利益ですが、こちらも他社や過去の損益計算書で比較を行います。

当然、こちらも他社の中で、一番に近ければ近いほど良いですし、過去と比較しても増加傾向にあれば問題なしです。

また、後ほどこれらの数字を使った企業分析を教えていきます。

今回の記事では、損益計算書で他社との比較や過去からの伸び率、実際にどのような事業でこういった売上げをたたき出していっているのか?を見なければならない!とだけ覚えておいてください。

貸借対照表とは?

続いて、貸借対照表です。

これは、会社が持っている持ち物を表した表と言って良いでしょう。

まずは、貸借対照表を見てみてください。

貸借対照表

左側が資産、右側上部に負債、そして、右下に純資産というものが書かれています。

左側の合計の数字と右側の合計の数字は丁度、同じになりますからバランスシートとも呼ばれますが、要は資産というものが自分の持っているもの(借りているものも含む)、負債が借りているもの(例えば、銀行からの融資など)、純資産が返さなくてもいい自分のもの(単純に言えば、自社で上げた利益)というわけ方が出来ます。

貸借対象表は、会社の借金の支払い能力などをチェックするのに使えます。

貸借対照表はここを見ろ!

貸借対照表でまず見て欲しいのは、先ほどの画像の赤で囲んだ純資産資産合計流動資産流動負債の四つです。

まず、大事なのは会社の自己資本率は30%を超えているか?を見ることです。

自己資本とは、いわゆる純資産のことですが、これで借金が少なく、企業としての安全性を知ることが出来ます。

計算式が、{ 純資産÷資産合計×100% }です。

この計算式で30%を超えていれば、ひとまず安心できる会社と言えるでしょう!

お次は、流動資産と流動負債から倒産のリスクを判断していきましょう!

実は、会社は黒字でも倒産してしまいます。せっかく苦労して入った会社がいきなり倒産してしまいました!なんて話しになりませんからね。

しっかりと見ていってください。

流動負債は一年以内に返済義務のある負債のことで、これを返せるかどうかは流動資産が多いかどうか?で見極めることができます。

私としては流動資産が流動負債の二倍以上は最低あってほしいと思っています。

もし、流動負債が流動資産を上回っていた場合は倒産リスク大!なので、絶対に入らないでくださいね。

こちらも、別の記事でより具体的な活用方法を教えていきます。今回は上記のことを覚えておいてください。

キャッシュフロー計算書とは?

はい、最後のキャッシュフロー計算書は現金の出入りの流れを抑えることができる計算書です。

キャッシュフロー計算書は営業CF(キャッシュフローの略)、財務CF、投資CFの三つの項目があります。

営業CFは本業でのキャッシュの流れ、財務CFは融資や株の発行、社債などの流れ、投資CFは工場や設備などの投資の流れを書いたものという形で覚えておくといいと思います。

こちらがキャッシュフロー計算書です。

キャッシュフロー計算書

先ほども書いたように赤で囲んだ部分に注目して読みましょう。

キャッシュフロー計算書でチェックするポイントは三つ!

では、キャッシュフロー計算書でチェックして欲しいポイントを書いておきます。

一つ目は、まず、営業CFがプラス収支かどうか?をチェックします。

もし、営業CFがマイナスの場合、本業が赤字だと考えられます。

本業が赤字の会社にあまり良い印象は受けませんよね?もし、赤字が続いている会社の場合は倒産のリスクも大です!

お次は、財務CFです。

こちらは、逆にマイナスが望ましいです。※マイナスの場合数字の頭に▲が付いています。

要は、借り入れなどで企業に入ってくるお金と、返済や配当金支払いで外で出て行くキャッシュの差額ですので、当然、企業が多く借入金などを返済しているほうが望ましいわけです。

こちらは、プラスの場合でも設備投資などのために多くの借り入れをしている場合もあるので、いちがいには言えない部分もあるのですが、マイナスの方が確実に安全な会社と言えるでしょうね。

最後は、投資CFです。

これもマイナスの数字が望ましいです。

設備投資などで、がんがんお金を使っている会社は将来を考えて投資を必ず行っています。

つまり、お金が会社から出て行く状態なのでマイナスとなるわけです。

営業はプラス、財務はマイナス、投資はマイナス!

簡単ですので、是非覚えて、決算書を読むときのポイントにして下さい。

これら四つの書類から、あなたの性格に合った会社を選び、内定を確実に狙う!

さて、あなたも話を聞いているうちに、決算書を読み取れるようになることの重要性は分かって来たのではないでしょうか?

しかし、実は決算書の活用方法の全てをお見せしてきたわけではありません!

上記で紹介してきた四つの書類をしっかりと読み取ることができたら、会社がどのようなタイプで、あなたに合うか?合わないか?も理解でき、企業とあなたのマッチングを事前に調査できるようになります。

より具体的なお話を進めていく前に、簡単ではありますがどういった状態から企業とあなたのマッチングを行っていくか?を説明していきましょう。

会社のタイプを決算書から読み取る

実は、会社は大きく三つのタイプがあるといわれています。

  • 管理
  • 獲得
  • 開拓

です。

まず、管理とは言葉の通り、管理が上手な会社です。

資金繰り、人材管理、在庫管理などが上手なため、赤字などにはなりにくく、しっかりと計画的に経費を抑えたり投資をします。

このタイプの会社に行きたい人は昔から細かい計算や堅実な方向性を選択できる人が向いています。

次に獲得タイプですが、収益の獲得力が高い会社を指しています。

こちらは営業力や目標の達成能力、戦略的な思考を好むタイプの人がこの獲得タイプの会社が一番合います。

私なんかは、この獲得タイプで、経営コンサルタントやマーケティングの仕事をしたかったところを考えても間違いないでしょう。

今はこういった転職支援のサイトを作っていますが、これもある意味、サイト上のマーケティングなので獲得タイプの私にしっくりきています。

そして、開拓タイプは市場の開拓や新規顧客を獲得する力が高い会社のことです。

イノベーションやクリエイティブタイプの人間が行くべき会社です。

こちらも少々私には入っていて、いずれ独立したいと考えている人などがこのタイプでしょうね。

こういった会社は前期の決算書を見比べることで良く分かるのですが、どんどん伸びている会社は新しいビジネスをどんどん展開しているはずです。

ですから、自分で何か創造てきな仕事や新しい仕事をしたいという方は是非、開拓タイプの会社を探してみてください!

足早で、記事を書いてしまったので、色々ちんぷんかんぷんだとは思うのですが、これからの記事で具体的に決算書を使った会社の見極め方をかいていきます。

なので、今回の記事ではざっくりといいのでイメージだけ沸かしておいてください!

まとめ

長々と書いてしまいましたが如何だったでしょうか?

決算書を読み込むことの大事さ!分かってもらえたでしょうか?

明らかに、通常の面接に挑む人達とは差を付けられそうな気がしませんか?

決算書を読めるようになると、会社についても深く知りえますし、何よりあなたに自信をもたらしてくれるようになります。

難しい転職も、この決算書を読み取る力で乗り切ってくださいね。

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