大企業だから安心だ!は奈落の底への第一歩

   2015/07/22

奈落の底

大企業に就職できればなぁ・・・・

なんて甘い妄想で、転職活動をしている人も多いのではないでしょうか?

これはどっこい、大きな間違え!

私は、両方とも一部上場企業に入社しましたが、片方は悪夢のような残業とパワハラで新入社員のおよそ半分が辞めてしまうような状況でした。

有名な光通信なども、ネット上で検索すれば超がつくほどのブラック企業として騒がれていますし、居酒屋で有名な大庄なども今や日本一とまで言われているほどのブラックぶりを発揮しています。

また、イメージではあまりブラックな印象のない、JR西日本などもすさまじいほどのブラックぶりを発揮し、私の友人が、素っ裸で泳がされた。と言っていました。

殴る、蹴るなどの暴力も結構経験したらしく、日常のように怒鳴り続けられたそうです。

同社は、2012年に28歳の若者が過労死した過去も持っているくらいです。

私が記事でも紹介しているように、徹底的な長時間労働を与えられた人間は、精神的にも弱気になり、そこに追い討ちをかけるような罵声を浴びせられると、欝な状態へと自然と追い込まれるようになります。

こうした人間を人間とも思わないような時代錯誤の労働環境は未だに少なくはないのです。

実は、名前も知らないような企業の方がまとも?

私もそうであったように、おそらく学校を卒業して間もない新入社員などは会社に入って四、五ヶ月目に少し長めの休暇をもらって地元に帰ると思います。

すると、学生時代の友人達と自然に仕事の話になり、どれだけ自分の働いている場所が最悪か?を語り合うのではないでしょうか?

「いやー、うちの会社は残業多すぎだよ!あの糞上司のおかげで全然やる気が出ないし・・・」

実は、こういった愚痴をよく聞くのはある程度有名な会社に入った人間なのです。

当然、求められているスキルも高く、厳しい上司が多数存在しているので、全く無知で能力が無い新入社員はそれこそ鬱憤を晴らすための絶好のカモ!

上司に逆らえるはずもないので、同じような気持ちを経験している同級生達と分かち合いたい思いでいっぱいなわけです。

ところが、意外なことに地元の中小企業などに入った友人を見てみると、意外と平気な顔をしています。

むやみやたらな残業もないし、新入社員に見合った内容の仕事をしているようでした。

なぜ、世間で最も安定していると言われるような大企業はブラックともとれるような環境にも関わらず、いつ倒産するかも分からない、中小企業の方が適度な仕事環境を得られるのでしょうか?

私としては、三つの可能性があると考えています。

まず、一つ目は先ほども言ったように、大企業ならではのレベルを求められているので、成長させるために、相当な厳しさを持っている

これも程度によるのですが、やはり大企業なので、世間の目もあります。

入社したばかりの若者でも、ある一定のレベルに達するまでは容赦しないと言えますね。

ただし、やはり陰湿ないじめのようなやり口で従業員を追い込む企業はブラック企業と呼べます。

私も他の友人の話を聞いていて、そこそこ大変そうだな!とは思いましたが、いじめのような仕打ちは受けていませんでした。

二つ目は、大企業特有の閉鎖的な環境が起因していると思われます。

中小企業と違って、大企業は上場を果たして、長らく企業を存続させているので他のコンサルタントや外部による干渉を受け付けていないことがしばしばあります。

すると、その企業の発展に貢献した人達の意見のみが大きく外部に対しても影響を与え、独自の間違った労働環境を作りやすくなるのです。

ひどい場合ですと、法律が改定されているのにも関わらず、そのまま昔の体制を放置している大企業もあるくらいなので、おそらく多くの企業が叩けば大量のホコリが出てくるでしょう。

実際に2000年に行われたサービス残業による時間外労働手当ての未払いに対する支払い命令で、日本を代表するような金融機関が次々と摘発されたそうです。

それでも、多くの企業が、ある一定のレベルに達していない人間の残業は勉強の一つ!として残業を支払わないケースがしばしば見受けられます。

私が入社した経営コンサルタントの会社では、しっかりと勤務内での残業時間を計算し、それ以外の勉強は自分でするもの!として帰社することを徹底していました。

きちんと業務と勉強の区別をさせて、本人の気持ち次第でどう動くかは自由なのです。

三つ目は、社長との距離が遠すぎる!ということです。

実際に中小企業と比べて、大企業では社長の顔すら入社式以外では見たことがない!という人も大勢います。

ですから、その会社の全体的な面ではトップがしっかりしているが、その末端のほうでは無法地帯のような環境に追いやられている可能性が高いのです。

私が元いた会社を見ても、中々どうして社長は素晴らしい意見を持っていますし、経営状況もコンプライアンスの充実もなかなかのものでした。

運が悪かったのは、私が配属された場所の上司が古参のメンバーで、既に老いてしまっていて実力もないのに、誰も意見を言える人が周りにいなかったこと。

これにより、他の同期に話を聞いても全くそんなことはない!というほどの閉鎖的な封建職場が完成してしまいました。

中小企業で働いている同級生に話を聞くと、嫌な上司や変な上司はいるものの、トップと話したりもできるからおかしいな!と感じることは最終的には解決されていたと言います。

企業を選ぶときの注意点

どうしても、企業にはいってしまって感じるのが、自分が入社前に調べて感じていた会社の方針と実情とのギャップです。

これは、ピラミッド的な命令体系が、末端にいくにつれてずれていくためにおこるんです。

こういった三つの視点で見ていくと、必ずしも大企業に就職できたからと言って安定した生活が送れるようになるとは限らない!ということは分かってもらえたと思います。
こうした問題に対して私がアドバイスしたいのは以下のようなことです。

  • 企業の知名度や口コミなどに流されずに転職先を見極める必要がある
  • 自分のことをよく知り、そうした中で自分の望む生き方をできるような会社を選ぶ
  • できるだけ会社に依存しない考えを持ち、マルチ的な視野で仕事をできるスキルを身に付けられる環境を選ぶ
  • コンプライアンスを徹底的に重視している会社を選ぶ

会社は入社して一生そこで働こう!という想いも大切ですが、人は変わりますし、永遠に発展していく企業はありえません。

特に、昨今の日本の社会情勢では2030年頃には企業という概念自体もなくなると噂されているほどです。

ですから、企業の大、中、小にとらわれず、自分でどういった職種であっても通用するような大きな目を持ったスキルを身に付けられる場所を転職先に選んでください。

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