企業が重視するのは「「対話能力」と「行動力」
企業が採用の際に重視するポイントをまとめられた表があります。
朝日新聞社の調査で分かったことではあるのですが、一流企業の100社で採用の際にどんな人を採りますか?と聞いたところ、第一に対話能力、第二に行動力という回答があったそうです。
なんと100社中70%以上がそういった回答をしているそうなので、面接官にアピールする最重要項目だといえるでしょう。
対話能力は社会人として必須の能力の一つ!
対話能力に関して言えば、こういったポイントが注目されます。
相手の言っていることをしっかりと聞き取って、理解できるか?(話の裏に潜む意図を認識できるか?)
自分の言いたいことを簡潔にまとめて分かり易く説明できるか?
です。
当たり前のことではありますが、中々できることではありません。
特に、社会人一年目の人などはこういったことで苦労をされた人は沢山いるでしょう。
「お前の言っていることは分からない」
「指示されたことが理解できていないだろうが!」
などと、若手は良く怒られるものです。
どれだけ本を読んでいるかが勝負の鍵!
私は、理解力を鍛えるには自分の語彙力(ごいりょく)を増やすべきだと思います。
日頃から良く本を読み、自分の知識を増やしていきましょう。
そして、人と会話するときはしっかりと、その人の意図するところを正確に掴む努力が必要です。
また、相手に分かり易く説明するためにも、言いたいことを頭の中で整理する癖をつけましょう!
上司に相談するなり、報告する前は必ず言いたいことの整理をして、結論から言う努力をしていました。
長く続ければ、自然と頭がそういった話し方をする方法に慣れてきて説明が容易にできるようになります。
もし、そういった能力はすでに持っているよ!というのなら面接でも問題ないのですが、まだ、そういった能力に乏しいと感じた場合は今の会社でもう少し鍛えてから転職を考えるべきです。
行動力は情報収集能力で見せつけろ!
行動力は今までの実績や行動を職務経歴書でみせることができますが、それだけでは不十分です。
やはり、実際に今の力を見せつけるのならば、転職活動に必須である企業研究や業界研究をした結果で見せつけましょう。
一歩踏み込んだ商品調査、消費者の調査、ユーザーの調査、取引先の調査、企業分析などはあなたがどれだけ行動して情報を集めたか?がすぐに分かりますし、大きなアピールポイントになります。
当然、あなたが調査したような内容などは会社側にとっては何の目新しさもなく、メリットもないかもしれません!
しかし、そういった情報収集は大変だということを向こうも理解しているので、大きな評価対象になるのです。
そして、その情報収集のレベルが高ければ高いほど優秀な人だという印象を残せます。
大変なのは分かりますが、できるだけ深く業界や企業を分析して、あなたの情熱と行動力を示してください。
転職活動はもう一度自分のビジネスレベルを図る大きな判断材料!
上記のようなことを意識して活動を開始したときに、あなたは自分のビジネススキルを図ることができます。
そもそも対話能力や情報収集は仕事の上では当たり前のことですよね?
目新しい”転職という仕事”をいかに達成するか?がとても重要なポイントになります。
私も転職をしたときが25歳のときでしたが、意外に自分の情報収集能力の低さ、相手に思いを伝える口下手さには驚いたものです。
前職の仕事は”慣れ”がありますから、当然会話や情報収集も上手くいきやすいですが、新しい物事を学ぶ時は非常に辛く、頑張っても良い結果は得られることがありません。
だから、私も転職活動を始めて三ヶ月くらいは全く内定をもらえませんでした。
しかし、そこからもう一踏ん張りして努力をしていくと急に面接に受かるようになります。
それが、転職活動というものに慣れてきた証拠なのでしょう。
一度見た転職に関する知識などを見て、更に深く理解することができるようになります。
そして、そういった経験を積んだ後で新しい職場に入ると、最初は慣れるのに辛いですが、その内楽になると体が理解しているので焦ることもありません。
情報を収集する力もついているし、話をまとめる力もついているのです。
私は、会社を辞めて転職をしましたが、あまり会社を辞めてから転職を考えるのはよしておきましょう。
もし、自分のビジネススキルが転職できるレベルに達していなかったら、非常に不安と恐怖に悩まされることになります。
これから転職活動を始めるよ!という方は特に!今からでもいいので情報収集や対話能力の確認をして、自分の能力を確認しておいてください。
転職活動での失敗をなくすことができます。
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